ハリーポッタ魔法使いの映画に吸い込まれる

 

事の始まり

 

東京に住む娘の所から時折スカイプ電話がかかってくる。スカイプではインターネットを用いて、電話のごとく、しかしビデオカメラが双方にあるので画像も見ながら、無料で会話が出来る。音はスピーカーを通しているので、部屋中に聞こえる。孫たちが好み、時々親に要求をするらしい。10日ほど前にかかってきたときは、孫娘が主に先方のカメラを占領していたが、府中市の小学校2年生の孫息子のほうは寝っころがって本を読んでいるところが写っていた。何の本をよんでいるの?と聞くと、孔子の伝記、という返事が孫息子からもどってくる。日本語それとも英語?と聞くと、日本語という答え。英語の本は読むの?と聞くと、ハリーポッタを2巻読んだという。

 

これは驚き。娘によるとハリーポッタは孫息子には分からないところもあるようだがとにかく読み終えてしまうのだという。両親が日本語と英語を話し、毎年夏はアメリカで過ごすような生活をしているから、子供たちは本は二か国語で読めると言うことなのだろう。しかしここまで出来るとは思わなかった。孫娘のほうは2歳ほど幼いから本は読まないが、会話だけならどちらにも瞬時に切り替わる。

 

ハリーポッタはスコットランドのエジンバーグに住む女性作家が書いた長編小説。魔法使いの学校でのハリーポッタという少年の生活や事件を書いた話で、世界中で爆発的な人気を呼び、これまで7巻の映画がハリウッドで作られた。しかし私にはこれまでは遠い存在で、一度だけ映画を見に行こうと思ったとき、娘がたまたま来ていて、「第一巻も見ていないのに、後のほうの一本だけ映画を見ても何のことやら分からず意味がないと」言ったのでやめた。(娘の言ったことにも一理あるが、おせっかいすぎる発言で、実際にはどんな連続ものでもそうであるように、一本だけ見てもそれなりに分かるようにしてあることが最近わかった。)

 

いずれにせよ、孫が興味を持ったハリーポッタとは何か、映画でこの際見ておきたくなった。そこで映画のDVDを現在までに発売されている6巻までを注文して取り寄せた。そのDVDが配達された時点から、こちも魔法使いの映画に吸い込まれることになったのである。

 

中村省一郎 2-2-2011