201121

西 村 三千男 記

 

「旅の雑記帳・オランダ」 

 

第11話 スキポール空港

 

KLMオランダ航空のハブ空港はアムステルダム・スキポール空港である。

アムステルダムはヨーロッパの空の玄関として、ロンドン、パリ、フランクフ

ルトに次いで重要な位置を占めている。人気がイマイチのKLMと対照的に、

スキポール空港は利用客からすこぶる好評である。

 

 世界の空港のベストランキングが英国の調査機関から公表されている。旅客

数のランキング、顧客満足度のランキング等々あるが、スキポール空港は昨年

の総合ランキングで第7位(第1位はシンガポール空港)であった。ヨーロッ

パ内では、ミュンヘン、チューリッヒに次ぐ第3位であった。2010年6月

のドイツ化学史の旅・パート3の時、中村さんはスキポール空港〜アムステル

ダム中央駅経由でドイツ入国された。スキポール空港の印象はどうでしたか?

 

好評の訳を西村の独断で整理してみよう。私がスキポール空港を利用した最

終回は2004年5月であるから感度がかなり古い。昨今の状況は変わってい

るかも知れない。また思い違いもあり得ることを断っておこう。

 

l         スキポール空港はアムステルダムのシティセンターから約10kmと近い。

私がよく利用するボローニャ空港、デュッセルドルフ空港も市の中心から

近いが、それよりももっと近い。

l         ターミナルビルが旅客数の多い割にはコンパクトである。余計な贅肉施設

を省いて、一つのビルの中に全てのターミナルの出発ロビー、到着ロビー

を集合している。従って歩く距離も短くてすむ。

l         入国も、出国も手続きが簡単で空港滞在時間が短くて済む。チェックイン

荷物も早く出て来るので、着陸からホテル到着までの所要時間が短い。シ

ンガポール空港といい勝負。

l         ネイティブではない外国人の英語がよく通じる。人種差別が無く、外国人

に親切である。コペンハーゲン空港に似ている。

l         免税店がヨーロッパで一番の安価であることを誇っている。そもそも、空

港のみならず、オランダ全体が何でもかんでもチープカントリーであると

自他共に認めている。コペンハーゲン空港とは全く逆?

l         他の大型空港と同様に、免税店やその他の土産物店が多数揃ってはいる。

皮革製品や宝飾品が特徴的である。それら一軒一軒の床面積をコンパクト

にすることで、ターミナルビル全体もコンパクトにしている。オランダ的

な合理主義に通じる。

 

                              (つづく)