201110

西 村 三千男 記

 

「旅の雑記帳・オランダ」 

 

第16話 ホテル・クラスナポルスキーとその東側界隈

 

アムステルダムのセンターにあるダム広場は街の「へそ」とも呼ばれている。中央

駅から南方向へ徒歩でアクセス出来る圏内にある。その周囲には王宮、新教会、戦没

者慰霊塔などがある。また広場に面して五つ星ホテル「クラスナポルスキー」、その

東側界隈には運河に沿って例の「飾り窓」と性風俗店が軒を連ねている。

 

グランドホテル・クラスナポルスキー

市のセンターの便利な立地にあるが、このホテルに宿泊したことはない。ちょっと

ティータイムに立ち寄ったことは何回かある。第13話に述べたが、1983年に会

社の上司とアムステルダムへ出張、ダム広場で爆弾騒ぎに出遭った際には、このホテ

ルのロビーに一時的に避難した。

 

飾り窓

ヨーロッパの北海沿岸の港町には、古くから船員を相手とする売春宿、「飾り窓」

が在る。商品である売春婦がショーウィンドウの中から下着姿の媚態で誘うことから

「飾り窓」と呼ばれる。あちこちに類似のものが多数あるが、ここで取り上げるアム

ステルダムの「飾り窓」はハンブルグのレーパーバーンのと並んで特に有名である。

ハンブルグが閉鎖的で、性風俗店を厳格に区域限定しているのと対照的に、アムステ

ルダムは開放的で、運河沿いに、飾り窓、エロティックショウ、セックスグーツの店

等々が、何となく徐々に始まり、徐々に終わる風情である。

 

                              (つづく)