(4)エジンバラ

 

湖水地方からエジンバラへ行くには一度乗換えがあるが、すぐにスコットランドに入り、鉄道の名前もスコットランドレイルに変わる。速度は100Km/時以上は出さないように思えた。

 

エジンバラに入ると、かなり事情がかわる。第一、地元の人の発音がかなり違う。しかし、エジンバラ祭りの最中でホテルは満員で値段が高く、町には人であふれていた。イギリスに占領される前にスコットランド王が住んでいた城が町の中心になっている。その中にも入ってみたが、いまは歴史博物館になっていて、イギリスに統合される以前の王や賢者の像や絵で埋め尽くされている。その門前から2Kmほど伸びている大道理がハイストリートで、祭りのさまざまな活動が行われている。

 

ハイストリートの東端は宮殿に突き当たり、エリザベス女王がエジンバラに来たときはそこに泊まるという。鉄柵の外から中をのぞいたが、大きいけれども灰色のレンガか石でできた建物で、なんともうっとしい。

 

スコットランドはUKの一部ではあるが、イングランドとは一線を画していて、独立した政府と法律を持っている。そして、スコットランド人は「自分たちはイギリス人ではなくスコットランドじんである。自分たちはイギリスが攻めてきたとき力が足りず蹂躙されてしまった」、という意識を今も強く持ち続けているように思われる。 また、アメリカが独立戦争に勝ったということにえらく感激したのはスコットランド人であったという。自分たちの出来なかったことをアメリカがやっとというのである。そのような気持ちが今もスコットランド人にしみこんでいるように感じられてならない。