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炭素ナノチューブは素人が考えても応用の可能性が無限に広がっているようで面白い。ナノチューブが成長していく段階で、先端の炭素原子は一部は近傍の原子と繋がっていても部分的には活性炭素原子の状態にあるはずだ。そこへ単体の炭素原子が飛んできて結合するが、その不飽和な状態は一つまえのと同じことになる。そこへ次の単体の炭素原子が飛んでくる、の繰り返しであろう。

 

とすれば、単体炭素原子の代わりに、炭素と反応する金属原子や、有機物が飛んできたらどうなるか。つまり炭素ナノチューブの先端に有機物をつけることが出来るのではないだろうか。それを足がかりに、炭素ナノチューブ同士を結合させることも可能かもしれない。有機物として高分子を用いると、炭素ナノチューブを一部にもつ高分子が出来る。

 

炭素ナノチューブの先端に有機物をつけたものが何の役に立つかはすぐにはわからないが、炭素ナノチューブは電導性であり電圧を自由にかえられる利点がある。このことが界面化学に役に立つかもしれない。界面ポテンシャルの電圧を自由に制御できればナノ範囲の大きさの流体の流れの制御への利用も可能である。

 

中村省一郎