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酒粕による血圧の調節

 

高血圧は脳や心臓に合併症を起こし、脳卒中、狭心症、心筋梗塞、腎不全などを起こし死亡率を高くしている。高血圧で引き起こされる病気が恐ろしい。

 

一番の原因は遺伝で、両親とも高血圧なら60%の率で、片親が高血圧なら30%の率でなる。外的要因はストレスで、長年ストレスがかかっていると血圧上昇は慢性的となる。、

 

血圧の調節系には腎臓から分泌されるレニン(renin)及びカリクレインがあり、レニンが血中のタンパク 質を分解してアンジオテンシン(angiotensin)を作ることにより、血管が収縮されたり交感神経が刺激されたりして血圧が上昇する。アンジオテンシン (angiotensin) はポリペプチドの一種で、昇血圧作用を持つ生理活性物質。アンジオテンシンIIV4種がある。うち、アンジオテンシンIIIVは心臓収縮力を高め、細動脈を収縮させることで血圧を上昇させるのである。レニン(EC.3.4.23.15)はアンジオテンシノーゲンのペプチド結合を分解してアンジオテンシンIを合成するタンパク質分解酵素の一種

 

レニン

 

アンジオテンシンII には血圧上昇作用があるため、これを作らせないか、またはその作用をブロックする化合物ができれば血圧降下剤として用いることができる。前者、つまりアンジオテンシン変換酵素 (ACE) の働きを止めるタイプの薬剤を ACE阻害薬と呼ぶ。またアンジオテンシンII の受容体に結合し、その作用をブロックするタイプの薬剤をアンジオテンシンII受容体拮抗薬 (angiotensin receptor blocker, ARB) という。いずれも臨床上重要な降圧剤として広く用いられている。

 

一方、カリクレインが、肝臓から分泌され るキノーゲンに作用してキニンを作ることにより血管が拡張し血圧が降下する。

 

ヒトを含む動物にはアンジオテンシン変換酵素が存在し、血圧上昇作用のあるア ンジオテンシンの働きを強め、血圧降下作用のあるキニンの働きを弱める。このアンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害するペプチドが清酒及び酒粕から発見され、こ れらのペプチドを酒粕から抽出し高血圧ラットに与えると、ラットの血圧が降下することが確認された。酒粕を直接ラットに与えても同様な結果が得られている。

 

民間療法の報告

(1)実際の経験談としては67歳の高血圧に悩まされた男性が、毎日酒粕の甘酒を飲み。またご飯に少量の日本酒をいれて炊くことにより、薬無しで血圧を非常に戻した話が「酒粕のすごい特効」、滝沢幸雄監修、に記されている。

 

(2)酒粕ペプチドの摂り方は、単に酒粕を甘酒状にして飲むだけ。2008年4月からほとんど毎日欠かさず飲み続けて、満2年が過ぎた。掛かりつけの医者も最初は馬鹿にしていたが、直近の痛風の薬をもらいに通院したときに血圧測定結果を示したら、黙ってカルテに記入していた。相変わらずコメントはなかったが、私が高血圧の薬を拒否するのが気に入らない医者である。 ついに収縮期血圧140未満(120~130台)、拡張期血圧が80未満(75前後)となったようだ。上が160以上、下が90以上であったことを考えると、高血圧症から脱しつつあると考えている。今後も検証を続けていきたい。(なお、別の医者によると学会でもこのペプチドの扱いについては熱い論争が続いているそうだ。)http://hasamatsushin.dtiblog.com/blog-entry-1119.html

 

業界の動き

医者や病院による酒粕効果の臨床実験の報告はインターネットでは見つかっていない。業界では月桂冠株式会社が「アンギオテンシン変換酵素阻害ペプチド」の製造法を2008年に提出している。