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酒粕によるガン抑制とはどういうことか

 

ネットで酒粕の癌への効果を調べていると、たとえば「ガン細胞が死滅 日本酒エキスを薄めて体液に近づけたものにガン細胞を漬けると、24時間で9割以上の細胞が萎縮、壊死する。」 といった短い記述が幾つもでてくる。しかしこれだけでは何のことやらよく理解できない。そこで、癌とは何か、癌の治療の原理は何か、酒粕はどんな役割を果たすのか、などについて調べた結果をここにまとめた。

 

癌とは何か

癌とは普通の細胞のDNAだけが変化したものである。この変化はストレスが高まったり、体力が弱ったりしたときに起こる。普通の細胞のDNAだけが変化したものであるということは物理的化学的な方法で癌になった細胞を検出することは出来ないし、また化学薬品で癌になった細胞を選別的に攻撃することができない。これが他の病気と異なる癌の特徴である。

 

癌の治療法として化学薬品や放射線が使われているが、これらは癌になった細胞を殺してもリンパ球も含め正常な細胞も差別なく殺してしまうため、体が弱ってしまう。

 

本来体が持つ癌細胞を殺す機能

体には癌になった細胞を殺す機能がある。それはリンパ球のなかにNK細胞と呼ばれる種類のものがあり、NK細胞はがん細胞及びウイルスに感染した細胞をより分けて、perforin あるいは granzymeとよばれるたんぱく質を打ち込み、殺してしまう。このことは、ストレスがたまったり、体力が弱ってリンパ球が少なくなると癌が発生したり増大することと関係している。

 

リンパ球を増やし活性化する方法

その方法とは結核菌と関係がある。結核にかかると癌にならないことは古くから知られていた。結核菌細胞の皮膜にある物質がリンパ球の増殖をうながすためである。このことを利用したのが丸山ワクチンとか村山ワクチンといわれるもので、結核菌からこの物質を注出したものである。

 

また別の方法は、患者から血液を採取し、リンパ球だけを集めて残りを体に戻す。リンパ球にはインターフェロン2というホルモンを与えてリンパ球を増殖させ、それを体に戻す。

 

清酒や酒粕中にガン抑制の効果

愛媛大学医学部奥田教授は、酒粕中の生理活性物質とその医学的効果の研究において、酒粕はリンパ球のガン細胞を殺す作用(NK活性)を強める、すなわち、 NK細胞の活性促進物質がある事を明らかにした。また、(株)月桂冠総合研究所は、清酒や酒粕中に、ガンを予防する物質(αーハイドロオキシ酸)を見 つけた。


この他、秋田大学医学部の滝沢教授は、清酒中にガン抑制物質が含まれることを発見し、国立ガンセンターの平山博士は、長期の疫学調査の結果、日本酒を飲む人の方が飲まない人より、大腸、胃ガンにかかる危険性が少ないと報告している。これらのことから、酒粕が、ガン抑制に役立つのではないかと期待されている。

 

ガン患者の激ヤセ防止への期待

ガンにかかると、お腹が空かない為に、あまり食べられず、その結果、痩せるといった症状がでる。これは、ガン細胞から出るトキソホルモンLという物質が、体内の脂肪を溜めている脂肪細胞に作用して、中の脂肪をドンドン分解したり、また、脳の満腹中枢 を刺激して、何時も満腹感を覚えさせて食欲を低下させるからと言われている。愛媛大学医学部奥田教授は、マウスを使った実験で、酒粕にはこのトキソホ ルモンLの働きを妨害するグルコサミンなどの物質が含まれている事を明らかにした。酒粕中のグルコサミンがトキソホ ルモンL阻害する。この事から、酒粕が、ガン患者の急激な痩せを防ぐと共に、食欲も増すので、ガン患者の闘病体力の維持に役立つのではないかと期待される。

 

YouTubeビデオ、NK細胞の働き

http://www.youtube.com/watch?v=HNP1EAYLhOs