骨粗しょう症防止と酒粕

 

年齢を重ねると、骨タンパク質分解酵素であるカテプシンLが増え、骨吸収の速度を速め、骨を壊してしまう。酒粕にはこのカテプシンLの働きを阻止する成分が含まれ、このカテプシンLの働きを阻害してくれる。したがって、酒粕が骨粗鬆症の予防に役立つと考えられる。

 

 

 カテプシンL

 

 

さらに詳しく書くと次のようになる。

 

骨の中には多数の空洞があり、細い管でつながっており、連絡をとっている。その細胞のはたらきで、骨はつねに分解と生成を繰り返していて、骨は一定ではない。生成の量が分解よりも少なくなれば、骨の密度は低下しもろくなり、変形したり折れやすくなる。骨の量は20~40歳でピークに達し、その後は減少をたどる。

 

ここで大きな役割を果たすのが先にも書いたカテプシンLで、年をとるとその量が多くなる。したがってカテプシンLを阻止できれば骨の減少を防げる。

 

酒粕には、このカテプシンLを阻止できるペプチッドが3種類発見されている。ある製薬会社は酒粕からこのペプチッドを単体で取り出して製薬する特許が出されている。

 

カテプシンLを阻止できるペプチッド以外にも、アルコール自体にカテプシンLを阻止する作用があり、週に3~6杯くらいのアルコールを飲むと骨粗しょう症にかかりにくという報告がある。

 

アルコールを飲みたくない人も多いが、酒粕は少量ながらアルコールも含んである。