2011

西 村 三千男 記

 

グーグル検索と漫画家・高瀬斉氏

 

ネット検索エンジンとしてのグーグルの能力アップは目覚ましい。アイソマーズ通

信2008年号に掲載の「愉快な新発見」と「愉快な新発見〜その後」でも同じ主旨

を述べたが、最近の進歩は一層顕著である。

 

 2008年時点では、「ドイツ化学史」、「ドイツ化学史の旅」、「リービッヒ」、

「リービッヒ博物館」の様な一般的なキーワードで検索すると、アイソマーズ通信に

掲載されている諸兄姉の作品がヒットする〜さらに「アイソマーズ通信」の目次にも

繋がることに気付いた。現時点で「ドイツ化学史」をキーワードに同じことを試みる

と、化学史研究発表会の伊藤一男講演(2010年)、武山高之講演(2011年)

どを上位に数々のアイソマーズ関連の記事がヒットする。

 

アイソマーズ通信2005年号に、奇縁の漫画家・高瀬斉さんが日本酒の辛口評論

家として活躍する話題を書いた。http://isomers.ismr.us/isomers2005/takase-h.htm

今年になって、6年前の私の書き込みに高瀬さんご本人が気付いた。グーグル検索し

ていて、偶然ヒットしたのだそうだ。その時点で、高瀬さんと私はお互いに一面識も

無かったが、前稿に書いた「はたの寿司」に問い合わせて、我が家へ電話連絡されて

きた。それが、なんと東日本大震災の日、2011.3.11であった。因みに、上

述の前稿の日付は2005.3.11で奇しくも重なっている。

 

 大震災当日は、私は在宅しなかったが、その後お互いに電話とメールで連絡を取り

あって、世情が一段落した4月中旬に西新宿で、家内同伴で初対面の一献を傾けた。

面識は無くても既述の奇縁のこともあり、家内とは中学校が同窓でもあって、最初か

らうち解けて話せた。

 

その奇縁はまだ続く。過日(2011.7.1)、弘前の化学史学会へ向かう途上、

北秋田の鷹ノ巣で、家内のケイタイへ高瀬さんからメールが入った。「来週7月9日

に中野で『呑斉会』(=高瀬さんの主催する飲み会)を予定しているが参加しません

か?」と。家内の返信「喜んで、夫婦で参加します。ところで、これから弘前へ行く

のですが、弘前の素敵な居酒屋ご紹介願えませんか?」。高瀬「これは奇縁ですな。

自分も明日から弘前に旅行して『飲むリエ会』を予定している。合流しましょう」

斯くして、7月2日の夕べ、弘前で、男性軍が学会の懇親パーティの間、女性軍は

高瀬斉さんの『飲むリエ会』に合流する羽目になった。

 

                               (おわり)