秋の楽しみ

 

ビデオを用いて説明したが、最近のアメリカの中北部の数州にまたがる(シカゴの西を中心とした)雨雲の渦は、少しずつ東へ移動し、ニューヨークからオハイオ州にまたがる渦となって、まだ居つずけており、渦が発生してからすでに10日は過ぎただろう。いったん大きな渦が出来ると、何日もそのパターンが続くことが多い。反時計回り渦がオハイオの東側にくると、オハイオには北のさむい空気と雲が運ばれるので、気温は下がり、夜は氷点下すれすれまでに下がる。日中暖かいからと、暖房を入れるのを忘れて寝ると、夜中に震え上がる。

 

庭では落ち葉が始まり、畑の野菜はみな枯れ始めた。今年は牛蒡、トマト、アスパラガス、しし唐、それによく似たハラペニョをよく食べた。牛蒡はまだ取りきれないので、たくさんあるが、他の野菜はなくなった。しかし、少し離れたところに山芋のつるがまだ残っている。そこでシャベルで掘り返してみてびっくり。山芋は土の中にプラスチックのフィルムを敷き、その上に種芋を載せて土をかぶせておくのだが、蔓は葡萄と混生で、遠慮がちにヒョロヒョロと生えていたのに、掘り出した芋はずっしり、絡み合ったような形で出来ていた。

 

昨年も思ったよりは多く出来ていて驚いたが、今年は昨年の2倍はあるだろう。ここは土地が斜面になっていて、山芋が好むらしい。昭子は庭に野菜が植わっているのを好まないのだが、この山芋は気にいった見えて、親しい友人にあげて自慢するのだという。そして来年もやってもいいという。種芋用のくず芋は毎年増えてゆくので、今年の倍は出来るだろう。そのためにも、葡萄は生やさないことにし、切り捨ててしまった。葡萄はなっても旨くなるまでには、鳥が全部食べてしまい、楽しくないことも理由の一つである。

 

絡まった芋

 

ほぐした後

 

中村省一郎(10・3・2011)