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運河

 

運河は産業革命時代の最も重要な交通手段で、運河なしに産業革命はなかったとさえいえる。しかしその歴史は古く、英国の最初の運河はローマ時代から始まり、16~17世紀にはかなり発達していた。古い時代には城、教会、金持ちの館などの建築材を運ぶことが主な用途であった。18世紀になって、農業革命と産業革命が盛んになると、新しい運河が多く開発された。

 

18世紀初頭は主に商品と農産物が運河で運ばれたが、蒸気機関が発達し石炭の需要が増えるに従い、石炭の運搬に運河が欠かせなくなった。運河で船を引っ張るのは馬であり、一頭の馬で30トンの石炭が運べた。それに対し、馬車一台で運べる石炭はたった1トンであった。このために、運河で運ばれた石炭は安いが運べないところでは高かった。だから運河の便のあるところでは産業が発達したが、そうでないところでは遅れた。

 

英国の運河は無数にあり、建設にまつわるエピソードも多いが、一例はブリッジウオーター運河である。フランシスエガートンはブリッジウオーター地方の3代目の公爵であり、彼は英国北部に多数の炭鉱を所有していた。その石炭をマンチェスターに輸送する手段として運河を建設し、ブリッジウオーターカナールと名付けられた。この運河が英国で最初の最も本格的な運河であったといわれる。この運河はアクアダクトと呼ばれる橋でアーウェル川の上を渡っている。

 

アクアダクトはもともと水を遠方に供給する目的でローマ人がヨーロッパに多数に作った。フランス、ポルトガル、スペインなどに世界遺産に登録された有名なアクアダクトがある。(アクアダクトの写真はここをクリック

 

運河の黄金期は18001850年で、それ以後は鉄道発達とともに運河の運命はすたれはじめる。それでも場所によっては1950年くらいまで使われたところもある。その後運河は埋め立てられたところも多いが1980以後観光資源として見直され、修復は現在も続けられている。

修復された運河

 

 

以下は運河の地図

 

 

 

 

 

より詳しい地図は

http://www.waterexplorer.co.uk/gmaps/interactivecanalmap.aspx

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