2012.3.5

西 村 三千男 記

 

インクジェット複合機〜このスグレモノ〜(中村さんへ)

 

アイソマーズ通信に最近掲載された中村さんのインクジェット·プリンターのカートリッジ

(http://isomers.ismr.us/isomers2012/inkcartridge.htm) を読んで、些か責任を感じている。

エプソンのインクジェットプリンターを「このスグレモノ・・」と云った西村の言葉

に乗ってエプソン・プリンターの機種選定をされた結果、様々なトラブルに遭遇され

ているからである。

 

2009年号の拙文、プリンター更新〜インクジェット複合機〜このスグレモノ

(http://isomers.ismr.us/isomers2009/printerMP630.htm) は、実は、エプソンではなく、故

障したエプソンから乗り換えたキャノン複合機(MP630)の紹介であったが、以

下に述べるリマークはエプソンとキャノンに共通している。

 

中村さんご指摘のように、インクジェットプリンターはエプソンもキャノンもインク

カートリッジで稼ぐビジネスモデルである。

l         インクカートリッジの消耗を早めてドンドン売る。そのためユーザーの初期投資と

なるプリンター価格はなるべく低く抑える。極論すればタダで配ってもよいくらい

である(日本では携帯電話やスマートフォンのビジネスモデルも類似している)。

l         メーカーの純正カートリッジ以外のサードパーティのインクカートリッジが市販さ

れると、このビジネスモデルが崩れる。それを防ごうとインクカートリッジの品番

を多種多様にしているが、それでもサードパーティ品が出回る。サードパーティか

ら補充用インクも市販される。

l         日本の家電量販店のインクカートリッジ売り場では広いスペースに多種多様な純正

品とそれに対応するサードパーティ品を品揃えして、更にプリンターの機種と対応

するインクカートリッジの品番、サードパーティ品との早見表まで掲示している。

l         ユーザーが印刷コストの高いことへの自衛策としてサードパーティ品を使うと、エ

プソンやキャノンは故障した際のメーカー保証を外す・・・と警告する。

l         私が選んだキャノンの複合機(MP630)は5色組で消耗した色だけを交換する

ようになっている。更新前の旧式は多色のマルチカートリッジで1色でも消耗する

とそっくり交換する無駄を感じていた。新式はそのユーザー心理に配慮したものと

思われるが実際のコストは如何なものか。メーカーにとっては兎にも角にもカート

リッジの売り上げ最優先だろうから。

 

l         インクカートリッジで儲けられていることを承知した上で、なおキャノンの複合機

(MP630)はスグレモノだと納得している。

l         その理由は前回書いた通りであるが、その第一は写真用の染料黒インクと文章用の

顔料黒インクを並列に搭載していることである。

l         2011年9月に重故障(インクジェットのヘッド部)したが、量販店の5年保証

を付保していたので無償修理で済んだ。

 

                                 (おわり)