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ペルシャ電池の謎

 

電池の歴史をテーマに情報を検索すると、「ペルシャ電池」の記事がParthian Battery とかBagdad Batteryとかいう題名でいくつか出てくる。内容の出所は同じらしく、どの資料にもおなじようなことが書いてあるが、概要は次のようなことである。

 

1936年にバグダッド近くで土木工事中に高さ13cmの素焼きの壷が発掘された。BC250年からAC224年の間に作られたものと推定されている。そその壷には、口から底まで達する銅製の筒が縦に埋め込まれていて、その中心には、鉄の芯が銅とはタールにより絶縁されて固定されている。この壷の用途に関しては何も記録がないが、葡萄ジュースを壷に入れると鉄と銅の間に約0.5ボルト、レモンジュースなら2ないし4ボルトの電圧がでる。

 

このことから、この壷は電池として使われたに違いないという意見があるが、その電気は何に使われたかというと、電気メッキ、宗教的な目的で電気ショックをおこすため、電気的治療のため、などの推測があるのみである。一方、証拠がないために、電池であったという推測に異論を唱える人も少なくない。では何のためにこのような壷が作られたのか、誰にも答えがないのが現状である。

http://en.wikipedia.org/wiki/Baghdad_Battery

http://www.iranchamber.com/history/articles/parthian_battery.php

 

 

中村省一郎

4-5-2012