5月トウルーズへの旅    中村省一郎(5-25-2012)

 

メープルソサエティのトウルーズ旅行

 

5月4~7日の4日間のメープルソサエティ(The Maple Society)主催の春のトウルーズ旅行に参加した。トウルーズはフランスの南端のピレネー山脈のすぐ北側にあり、エアバス工場のある都市としても知られている。メープルソサエティは英国に本部があり、モミジに興味を持つ人の集まりで、米国にも支部があり平素は独立に活動しているが3年に一度、ヨーロッパかアメリカで総会を開いている。

 

メープルソサエティのことも春のトウルーズ旅行のことも間際まで知らなかったのだが、4月も20日を過ぎてからトウルーズ旅行のことを知り、インターネットで主催者に連絡を取ったら、部外者でも参加できることがわかったので、急遽旅行の手配を行い、参加が決まった。昭子は6月まで東京なので、そちらから来るよう誘ったが、東京での予定があり急には変更出来ないというので、一人で行くことになった。

 

出席者は前日までにトウルーズのホテルに入り、5月4日の朝決められた場所に集まり、そこから2台のマイクロバスで出発した。出席者は日によって多少変動があったが、約22人、オーストラリア(1)、フランス(2)、スペイン(1)、アメリカ(1)の他は英国からであった。男女約半々といったところ。

 

日本モミジに関する関心は英国でも米国でも非常に高く、みな非常に知識が深い。参加者が集まるまでは、業者関係が多かったら面白くないかなという心配もあったが、出席者のほとんどは50歳を超え退職後の趣味でやっている人も半分くらい居り、元エンジニアという人も多く、大学教授だった人も私以外に一人いるといった具合で、違和感がなく他の出席者とはすぐに親しくなった。隣の席に座ったのはモミジ盆栽の専門家、すぐ前はモミジ品種と名前鑑識の専門家などがいて、どこへ行くにも片道1時間くらいのバス乗車の途中、さまざまな話、たとえば盆栽は後ろから見ると何が分かるかなどという話、を聞き非常に面白かった。

 

私は素人ではあるが、すでに150本の日本モミジの苗木を所有し、種類の数は20を超えている。またモミジの挿し木に関しては3年の経験を持ち、挿し木に関して知識を持つ人は他にはいなかった。

 

行く先は、午前午後で一箇所ずつ、個人経営の植物園が5箇所、個人のお宅の庭が一箇所、ピレネー山脈中腹の森見学が一回、最後の日の午後はもう一箇所の庭園の見学か自由行動かの選択があったので、自由行動を選びトウルーズの繁華外の散策をした。

 

(続く)