北朝鮮の意図

 

韓国とアメリカに対していつでも攻撃を仕掛ける用意が出来ていると宣言しているが、そのミサイルがどのくらいの機能と性能をもっているのかは全然分っていない。アメリカの方では、攻撃は今日始まるかもしれないし、4月15日を期して始まるかも知れないと考えている。弾頭に原子爆弾をつけること可能かどうかについては、可能と不可能の両意見がある。ミサイルの弾頭に原子爆弾をつけるためには、原子爆弾は小型で軽量に出来ていなければならない。北朝鮮の原子兵器技術の進歩は早い。したがって、すでに出来ているという意見がある一方、出来ている確証はなにもないし、テストを行ったことはないから出来ていない、という意見がある。さらに、もし出来ていても、ミサイルを長距離の目標に導く技術はまだ出来ていないので、ミサイルは非常に不正確だというのは一致した見方である。

 

しかし、ここ数日のアメリカにおける予想では、一発ないし数個のミサイルを発射するのではなく、近距離用も含めて多数のミサイルを同時発射するのではないかという見方が強くなっている。数個の長距離ミサイルなら迎撃で空中破壊してしまうことも可能であるとしても、多数を同時に発射されては防ぐことは困難で、韓国がまず多きな損害を受けることになるだろう。もしこれが起これば全面戦争になり、北朝鮮も壊滅的に破壊されるだろうことは間違いない。そうして、もし全面的な戦争になれば、北朝鮮は韓国、アメリカはもちろん、国連と戦うことになるから、いずれは北朝鮮は完全に敗北し韓国の統一になることは間違いない。

 

北朝鮮がなぜアメリカと韓国に対して戦争を仕掛けるのか、その意図がどこにあるのか誰にも分らない。しかし最もありうる理由は、アメリカが原子兵器で攻めようとしていると信じさせて、北朝鮮市民の不満を抑えようとしていると考えられている。

 

北朝鮮市民の生活状態は、外国人はピンヨンヤン以外には行けないから詳しいことはわからないが、北朝鮮から特に冬に中国周りで逃亡してくる人が時々いて、それらの人から状況が聞けるのである。それらの人の話では、市民の困窮振りはひどいもので、草や虫なども食べているという。市民の不満は大きいが、不満を唱えるものは収容所にぶち込むか射殺してしまうのである。先の記事にも書いたが、そのような収容所には少なくとも14万人が収容されているという。

 

このような不満を抑えるには、一時的な解決法ではあるが、アメリカを敵にすることが利用されていることは理解できる。またもう一つの関連した事情は、軍隊からの不満である。キムジョンウンは29歳と若く、軍の経験もなく国のトップに立ち軍の司令官の地位に着いた。軍の統率を取るためにも、アメリカ攻撃を目標に仕立てることは一時的にせよ役に立つだろう。

 

このように考えると、アメリカを先制攻撃すると宣言し、ミサイル発射の配置をした現状から、急に平和へ向かって後退することは考えられない。緊張の高まった現状を維持するとも考えられない。キムジョンウンの行き先は、戦争を起こして行くとこまで行くのではないかと思われる。日本にもアメリカ軍の基地は沢山あるから、当然的になるだろう。

 

韓国では、韓国が核兵器を持ち必要があるという意見が2/3に達したという。北朝鮮よりも強い核兵器がないと北朝鮮が勝手なことを続けるからだというのが理由である。しかしそうなれば、日本も黙っていないで、核保有国になることを主張し、結局北朝鮮、韓国、日本、中国が核兵器で争う結果になるであろうことが、アメリカの恐れていることである。

 

オバマ政権は、北朝鮮が実際に攻撃を起こすまでは、アメリカは準備は万全を整えるが、攻撃はしないと宣言している。

 

韓国が実際に戦争を始めるとしても、ミサいすを発射してアメリカの基地や領土を攻撃するのか、38度線を越えて韓国に攻め入るのか、予測が全然出来ていない。しかしこれは私の想像であるが、もし北朝鮮の軍隊が韓国に侵入して、ソウルなどのあまりにも北朝鮮と異なる裕福な生活水準を見たり、旨いものを食べたら、急に戦う気がなくなるのではないだろうか。