「天然原子炉と福島原発事故」紹介    山本経二

岩波 「図書」 7 (2013), p. 2-7 (pdf コピー)

天然原子炉と福島原発事故 - 地球化学者黒田和夫の遺したもの        小嶋 稔」

 

これは「アイソマーズ通信」 の読者には必読の文献ではないかと思いましたので、スキャナ・コピーで掲載します。 なお、筆者小嶋 稔氏の紹介を挿入しました。

                                                      山本 經二 (July 4, 2013

東京大学 大学院 理学系研究科・理学部

理学部ニュース 20103月号(416号)

小嶋稔名誉教授がV. M. ゴールドシュミット賞を受賞              比屋根 肇(地球惑星科学専攻 准教授)

図1

小嶋 稔名誉教授 (1930/11/24 - )

本研究科名誉教授の小嶋稔先生(地球惑星科学専攻)が2010年のゴールドシュミット賞を受賞されました。この賞は,「地球化学の父」とよばれるV. M. Goldschmidtにちなみ,国際地球化学会(Geochemical Society)が1972年に創設した賞で,わが国では2001年の久城育夫本研究科名誉教授につづいて2人目の受賞です。小嶋先生は,希ガス同位体がもつ情報が惑星の形成・進化のプロセスと密接な関係があることにいち早く着目され,希ガスの地球化学・宇宙化学の確立と発展に多大な貢献をされた,世界的リーダーです。ワシントン大学のF. ポドセク博士との共著になる“Noble Gas Geochemistry”(第11983年,第22002年)は名著ですが,二つの版を見比べると,その間の希ガス地球化学の進展の大きさと小嶋先生の貢献の大きさがわかります。ほんの一例を挙げますと,小嶋先生は,ダイヤモンド中に発見した太陽組成のネオン(地球大気のネオンより同位体組成が軽い)や, Xe同位体組成の解析から,地球大気の形成過程や形成年代について多くの研究者の議論をリードされました。また,最近では,月の砂の中から見つかった窒素や希ガスあるいは酸素が,地球大気起源である可能性や,太陽系物質の酸素同位体組成の謎について一石を投じる議論を展開されるなど,現在も活発に研究を続けておられます。小嶋先生の受賞を心からお喜び申し上げます。

さらに、西村三千男さんから教示を受けて:

山本經二さん 岩波 「図書」7月号届きました。 さっそくpdf化して添付します。

ざっと斜めに読んで、何故こんな重大な警告に今日まで気付かなかったかを考えます。

グーグル検索すると小嶋稔先生は羽場麻希子氏と連名で学会の年会で発表され、更に岩波 「科学」201212月号にも掲載されています。 にも拘らず、一般向けのメディアが(特に頼りの毎日が)取り上げないのは何故でしょうか?  西 村 三千男

 

参考: 岩波 「科学」 201212月号

福島第一原子力発電所事故: 再臨界の可能性は?──オクロ天然原子炉の教訓 ・・・・・ 羽場麻希子・小嶋 稔