圧力釜爆弾

 

4月15日ボストンマラソンで爆発した2個の爆弾は家庭用の圧力釜を用いて組み立てられたものであることが報道された。圧力釜爆弾はアフガニスタンその他の地域で何度も使われてきた。その製作法はアルカイダのウェブサイトに詳しく書いてあり誰でも読めるという。しかし爆弾として成功しない場合も多い。ボストンマラソンでの爆破が失敗にならなかったのは、犯人がロシアに旅行したときにテロのグループと接触し、その製作法を身近に学んだためではないかと推測されている。

 

専門家による圧力釜爆弾実験がニューメキシコで行われた。その爆発の様子のビデオを次のウェブサイトでみせている:

http://www.kgun9.com/gmt/204274281.html#bctid-ANV_328669

ぜひご覧いただきたい。煙はたったの直径7メートルくらいであるが、囲いに立てたベニア板には無数の金属破片が突き当たっている。このような金属破片と爆風のショックが多数の死傷者を出す原因となった。

 

起爆装置としては、事件直後の報道では目覚まし時計であるといわれたが、後に破片の中から小さな電子機器が見つかったことから、遠隔スイッチを用いたことが明らかである。犯人はかなり近くに居たので、それくらいの距離なら、電池で働く家庭用の電灯遠隔スイッチを使えば可能である。技術の知識が多少ある者なら、その辺ですぐに手に入る材料で爆弾ができることが恐ろしい。

 

中村省一郎  4-22-2013