ライシン(トウゴマ)

 

4月15日ボストンマラソンで、ゴールの近くで2個の爆弾が破裂し、観客とマラソン選手の中から3人の死者と約180人の重傷者を出した。そのうち約50人はいまだ危篤状態であるという。一瞬にして片足がなくなった7歳の女の子のニュースも痛ましかった。昨日の19日までの5日間アメリカのテレビはボストンマラソン爆破犯人追跡に関する報道でほとんどが埋め尽くされたが、もう二つの大きな事件も起こった。その一つ目は大統領と議員あてに猛毒の粉末の入った封筒が郵送された。二つ目はテキサス州で起こった肥料工場の大爆発で多くの死傷者を出した。それぞれの事件に注目を必要とするが、ここでは「猛毒の粉末」の原料ライシンについて書く。

 

テレビでは猛毒の粉末の原料であるライシン(Ricin)豆を見せていたが、WWIIの最中に民間での生産が奨励されたヒマの種にそっくりなのでしらべることにした。まずWikipediaでRicinに関する記事が見つかったが、その毒性を非常に強調している。写真でみるとやはりヒマに違いない。そこで日本語で索引すると、ヒマはトウダイ草科トウゴマ属の植物でトウゴマという植物名であることがわかった。

 

日本では植えた経験のある人もおおいため恐怖感をもって居る人はあまり居ないのではないかと思われる。現在も工業用の油脂として使われているし、また薬用としては、昔下剤、便秘解消剤として使われた。しかし毒性がつよいため、現在は薬用としては使われていない。Ricinという名が付いたのは種が船路ジラミに似ているからだという。

 

ヒマの種袋

 

 

中村省一郎  4-20-2013