北朝鮮の収容所から逃亡した青年のインタービウ

 

アメリカでは北朝鮮の内情は何もわからないが、一人の北朝鮮の収容所で生まれ収容所で23歳までにまでなった青年Shin Dong-hyukとのインタービウが放送された。NBCのAnderson Cooper記者がインタービウを行った。昨日放送されたものだが、その内容はすでに次のウェブページにまとめられている。

 

http://www.thesun.co.uk/sol/homepage/news/4682842/North-Korean-prisoner-born-in-concentration-camp-escapes.html

 

この青年は23歳のとき収容所を逃げ出し、中国の韓国大使館で助けられ、韓国に亡命することに成功した。今は30歳で、これまでその収容所の詳細をしゃべらなかったのだ。このインタービウの内容は驚くべき内容のものなので、ここで概略を紹介したい。

 

彼は収容所の中で生まれ大人になったが、その間収容所の外の世界のことは何も知らなかった。母親と父親は全く別々のところに収容されていて、家族としての生活はなかった。この収容所は中国との国境の近くにあり、14000人が収容されていた。収容所には北朝鮮政府に楯突く者たちがぶちこまれている。

 

母親は、トーモロコシを少量隠し持っていたのが理由で、彼が逃げ出す少し前に射殺された。このようなことはよくあることで、彼はあまり涙もでなかったという。収容所の外でも中と同様で、どこでも銃を持つ看守は銃を持つ看守、囚人は囚人として生きているのだろうと思っていた。収容所の外では人々が、鶏や豚の肉を食べていることも全く知らなかった。

 

収容所の外の世界がどうなっているかを知ったのは、あるとき新しい政治犯として入ってきた人がいて、その人から様々な話を聞いてからであった。逃亡はその相棒と一緒に試みたが、相棒のほうは高圧電気の鉄条網で感電死した。彼は相棒の背中を乗り越えて逃げた。その後は食べ物を盗みながら北へ歩き、中国へ入った。さらに上海までたどり着くことに成功し、韓国大使館に忍び込んで助けを求めた。現在韓国に住んでいる。

 

上記の英文のウェブサイトはもう少し詳しく、むごい話も含まれている。

 

中村省一郎   4・6・2013