平成261020

西 村 三千男

連載「余談・ドイツ化学史の旅・パート4

10回 デュッセルドルフ地方を襲った竜巻June 9. 2014

 

「ドイツ化学史の旅・パート4」の直前(201469)にデュッセルドルフ、NRW地方(Ratingen EssenBochum etc.)を強烈な竜巻が襲った。莫大な数の街路樹や公園の立木がなぎ倒され、幹線鉄道などの交通網や市民生活に甚大な被害を与えたニュースは日本では殆ど報道されなかった。

 

私達夫婦はその直後(6/12夕刻)、何も知らずにデユッセルドルフに到着。グループ旅行の集合前に、デユッセルドルフ3(6/126/15)の個人旅行を先付けしたのであった。市の中心部を散策していて、多数の街路樹の大木が乱暴になぎ倒されているのを不審に思った。翌日、フラウKのファミリーを訪ねて、詳しい説明を聞き、地方紙 Rheinische Post の関連記事を見せて貰った。「DuesseldorfRatingenで、立木総数約45,000本のうち約12,000(別説では17,000)が倒された」「菩提樹が最も多く,カエデ,オーク,プラタナス,マロニエ,等々」。倒木で鉄道の架線がズタズタになって幹線鉄道も不通が続いていた。フラウKの孫Mくんは北ドイツの大学に戻れなくて足止め中であった。大掛かりな災害復旧のために軍隊も出動していたが、私達がデュッセルドルフを発ってベルリンへ向かう6/15の時点では鉄道の不通は続いていた。

 

木下さんご夫妻が大阪から同じ日にデュッセルドルフに着いて、同じホテルに宿泊された。申し合わせたのではなく、別々に計画していて偶々一致したのである。ご本人から聞いたところ、木下さんは関空からフランクフルトを経て、ドイツ鉄道でデュッセルドルフへ向かう計画であった。当日フランクフルトに着いてから、鉄道の不通を知って急遽航空便に切り替えたが、お土産の日本酒を手荷物にしていたので空港セキュリティ対策で一騒動・・・と後日聞いた。デュッセルドルフ到着が遅れて、ホテルのチェックインも相当に遅くなった。我々の仲間もこの珍しい竜巻の実被害者となった。

    (つづく)

 

写真@ 西村成子撮影 デュッセルドルフ市内(IMG_3619.JPG)

 

写真A 西村成子撮影 デュッセルドルフ市内(IMG_3620.JPG)