平成261117

西 村 三千男

連載「余談・ドイツ化学史の旅・パート4

20回 ドイツのサッカー熱

 

全く偶然ではあるが、我々の「ドイツ化学史の旅」はパート3(20106)もパート4(20146)もサッカー・ワールドカップの開催と重なっていた。

 

そしてドイツの戦績は、2010 FIFAワールドカップ(南アフリカ開催)では3位、2014 FIFAワールドカップ(ブラジル開催)では1位と、それぞれ好成績であった。ドイツはサッカーの盛んなお国柄である。ドイツのサッカー少年は、子供の頃から一人で居る時でもサッカーボールに親しんでいる。日本で野球少年がキャッチボールに親しむのと似ている。熱狂的なサッカーサポーターも大勢いるらしいが、一部の国々のように羽目を外して暴動騒ぎにまではならない。

 

 旅・パート3の際に、ボン大学のケクレ立像で出会った2010 FIFAワールドカップのエピソードをアイソマーズ通信2010年号に武山さんが寄稿、掲載されている。

 

ボン・ポッペンスドルフのケクレ像とワールドカップ・サッカー   武山高之

(http://isomers.ismr.us/isomers2010/Kekule-takeyama.htm)

 

旅・パート4では、旅の初日(6/16)がドイツチームにとって緒戦の日であった。我々の宿泊したホテルのS-バーン最寄り駅(HackescherMarkt)の駅前には、テントハウスに大型モニターを置いたビアーレストランの観覧席が特設されて、サポーターが集まって大騒ぎしていた。この夜、木下さん手配の記念夕食会(Zillemarkt Berlin)から帰るS-bahnの車中でも、興奮状態のサポーターのグループに出くわした。

ドイツのサッカー熱は都市間で地域差があるようだ。ベルリンは上述の様に燃えていたが、ライプツィヒとミュンヘンは「サッカー?どこ吹く風」と冷めていた。ミュンヘンは2010年の時も冷めていた。今回、先付けで訪問したデュッセルドルフでは、ドイツの緒戦前であったにも拘わらずアルトシュタットでは大騒ぎしていた。

                                    (つづく)