平成261129

西 村 三千男

連載「余談・ドイツ化学史の旅・パート4

21回 羽田空港国際線

「旅・パート4」の東京とヨーロッパ間のフライトは往復ともに全日空便であった。

往路:612      NH-941(B787)成田→デュッセルドルフ直行便 (11:00~16:00)

復路:625 ~26  NH-278(B777)ロンドンLHR→羽田便 (19:35~6/26 15:15)

 

帰国便は人気の「羽田空港」着を選んだ。羽田空港も拙宅も同じ東京都大田区にある。とても近いので、成田空港に比較して時間と交通費が大幅に節減出来る。羽田空港から蒲田へシャトルバスで約35(片道280)、蒲田から拙宅の最寄り駅まで東急池上線で約10(片道160)である。合計して時間距離は片道1時間弱、交通費は片道440円と格安である。

 

 1978年に成田新空港が開業して、成田は国際線、羽田は国内線専用に棲み分けが始まった。それ以降、羽田空港国際線の定期便を再開したのは、実に32年後の201010月であった。その前月に、新しい国際線旅客ターミナルビルが竣工した。その一般見学会を兼ねて、駐車場で大田区主催のフェスタ「羽田グローバルEXPO2010」が催行された。大田区民として、また時たま海外旅行する旅人として、再国際化に期待をこめて、様子見に参加した。集まったのは子供連れと小中学生が多くて早々に退散した。国際線再開に合わせて、蒲田を始め近隣、近距離の主要ターミナル駅からもシャトルバスが開設された。

 

再国際化はしたものの、滑走路が既に国内線で過密、繁忙であったので、国際線には主に深夜発着便が割り当てられていた。それが20143月末に増設のD滑走路が供用開始されたのに伴って、発着枠が大幅に増枠された。羽田空港は都心に近いので、大田区民でなくても、多くの都民にとって成田空港よりもアクセスが便利である。旅行客の人気は羽田発着便に集中する結果となった。各航空会社にとって、羽田発着便は人気のドル箱路線となっているらしい。ルフトハンザは羽田〜フランクフルト線に先月(201410)から大型の最新鋭ジャンボB747-8を就航させた。また、パックの海外ツアー旅行でも広告に「羽田空港発着!!」と記載するのがセールスポイントになるようである。

 

人気急上昇に呼応して、都心から羽田空港へのアクセスはバスも電車も競って新ルートが提案されている。上述した蒲田からのシャトルバスは、当初は路線バス型の新車を充てていたが、利用客増にあわせて大型リムージンバスになった。今後も「東京オリンピック2020」に向けて羽田空港は成長が期待されるので、そのアクセスの利便性も改善が続くであろう。

 

                                    (つづく)