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東シベリア大気の渦

 

2月11日の日本の周りの大気の動きをサテライトビデオで見ると、大変興味深い動きがみえる。日本を東向きに通り抜けた大気は北上してカムチャッカ半島に向かい、西向きに変わり、シベリアに入って半時計周りの渦を作っている。その結果として、現在蒙古や中国の東北部でアメリカでもあったような極寒に見舞われているに違いない。そこで、ハルビン(旧満州のハルピン)のここ一週間の天気予報をしらべてみると、まさにドンピシャリあたっているではないか。ウランバートルでも同様な極寒になっている。

 

なぜ半時計周りの渦ができるのか。カムチャッカから左に回って入ってきた空気は、シベリアでは比較的暖かい空気に違いない。そのために、シベリアでは上昇がおこり、それによって低気圧になれば、左回りの渦になるのである。これが起こると、渦の西側では冷たい空気を南に向けて送り込むことになる。この冬にアメリカ大陸で起こったのと同じ現象である。

 

ついでながら、2・11・2014現在五大湖北部にあった渦は消滅し、アメリカ全体は太平洋から東へ動く空気の流れの支配に変わりつつある。今後の1週間は気温は極寒からは春に向かう温暖に変わると予測される。

 

ヨーロッパでは、いまだ北大西洋の渦が強く、英国に多量の雨を降らせ、ヨーロッパ全体に温暖な天気が続いている。オリンピック会場のソチでも雪が消えつつあるのはこのためであるといってよい。

 

これで、サテライトビデオで大きな渦をみつけると、地球上各地での気象の推測あるいは予報に役立つことが明らかである。

 

中村省一郎  2-11-2014

 

 

(Wed=2/12/2014、最高/最低温度)