平成2785

西 村 三千男

 

連載「余談・ドイツ化学史の旅・番外編」

 

2回 ジャーマンウイングス (Germanwings)

 

ジャーマンウイングス(Germanwings)のあの航空機大事故を皆さんご記憶でしょうか。本年324日、バルセロナ発〜デュッセルドルフ行き9525便A320 を副操縦士が故意にフランス・アルプス山中に墜落させ、乗客、乗員150名全員が死亡し、世間を震撼させた事故である。今回の旅でデュッセルドルフ〜ロンドン間を、図らずも同社のフライトに搭乗した。同社はルフトハンザ航空傘下のLCC(格安航空会社)である。

今回もグループ集合前にデュッセルドルフに4泊する旅行を先付けした。集合日(2015.6.7)のロンドン(LHR)往きフライトにジャーマンウイングスの4U9464便を選んだのは自らの希望ではなく、旅行エージェント(LKT)であった。搭乗機はピカピカの新しいAirbus A320であった。これがジャーマンウイングス機であると気付いたのは、搭乗後客室乗務員の過剰に厳格な機内安全対応に接してからであった。

●先ず機内安全設備の説明(一般にはやや形式的、義務的に早口でアリバイつくりの如く済ませることが多いが)が懇切丁寧であった。

●機内持ち込みカバン等(一般には、離着陸時には前の座席シートの下か頭上ラックに収納するが)を全て頭上のラックに収納させた。

●更にこれを徹底するべく、婦人乗客のハンドバック、ポーチ。カーディガン、スカーフ類まで離着陸時には一旦は強制的に頭上ラックに収納させた。

 

これは尋常ではない・・・と機内誌、安全のしおり等を参照、今春の航空機事故に思い及んだ・・・ははん、大事故後によく見られる過剰反応か・・・と想像した。

(つづく)