本の出版

 

数学的計算を主にしたプログラム言語であるGNUオクターブの入門書()を完成し、Amazon.comで発売となった。長さは80頁で、価格は16ドル。カバーのデザインは挿絵も含めてすべて自分で行った。最新式の自己出版方法を用い新しく経験したことが多いので紹介したい。次図は表表紙と裏表紙であるが、原稿の段階でスキャンしたのでISBN番号のバーコード入っていない。

 

  

 

オクターブというのは、よく知られているマトラブと互換性のある言語である。マトラブを使うためには制限の多い学生版を買うか、非常に高いライセンス料を毎年払わなくてはならないの対して、オクターブはまったくの無料で、世界中どこからでもダウンロードできるところが大きく異なる。オクターブをいう名前はそのソフトウェアの創始者であるオレゴン大学Octave Levenspiel教授の名前に由来している。

 

計算機ソフトウェアのマニュアルといえば大抵は読みにくく煩わしい書き方のものが多いが、本書ではそういうことが絶対ないように、分かりやすく一歩一歩ソフトウェアで学んだことを実行しながら覚えてゆけるように書いた。内容は2章だけで、第一章には基本的なコマンドとプログラムの説明、第二章はグラフの作り方で、種々のグラフの作り方、その中の線の太さや挿入文字の大きさの設定、二次元関数のプロットの仕方などを書いた。学生や専門家が発表や出版に使う高度な質のグラフの作成をするのに十分な情報を書いた。

 

出版は自己出版に近いのだが、従来自己出版といえば編集や印刷の手配、販売などすべて自分でやらなければならず、数千ドルの費用と大きな労力がかかった。しかし現在は印刷、配布、宣伝の手間がまったくかからず、自分で編集やカバーのデザインをすれば費用は皆無である。配布と宣伝はアマゾンを通しておこなうが、印刷の仕方というのが驚きで、一冊ごとに注文に応じて即日印刷、製本、発送を行うのである。

 

これまでにキンドル版とソフトバック版、さらに日本語版を完成した。すべて世界各国のアマゾンで発売されている。

 

表紙の挿絵はHenonフラクタルをオクターブで計算して作成し、オクターブのグラフ作成機能を用いて球面にそれを描いた。また次に示しているのは中表紙のロゴでこれもオクターブを用いて作成した。

 

   

中表紙のロゴ、オクターブで作成                    

 

中村省一郎 10−11−2015(11−27−2015改定)