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心臓弁の手術をされとのことおどろきましたが、全快を祈るばかりです。

 

中村

 

PS:

ついでながら、心臓弁の手術といえば20年もまえの話ですが、クリーブランドクリニクスの心臓ポンプ開発の外来チームメンバーとして、血液ポンプの中の流体解析の役を担って、5年間参加したことがあって、そのときに心臓弁の手術を全工程を見学したことがあります。その日朝早く大学院生を連れて出かけたのですが、みなが朝食を食べてないここたが分かり途中でレストランでに寄ったためにだいぶ遅刻してしまい、手術が始まってから入室し、なんの説明も聞けないまま最後まで見ることになりました。患者は子牛だったと分かったのは手術がおわってからで、苦笑の至りでしたが、非常に参考になる経験でした。

 

心臓弁の手術の間は(約4時間)心臓を止め、血液は人口の血液ポンプで循環させます。血液ポンプは透明のプラスチック製で、羽がなくせん断応力だけで血を回転させて遠心力を起こさせ、圧力を上げる構造でした。心臓弁の取り付けの最も時間のかかる作業は心臓弁を糸で血管に縫いつける仕事で、数人の医師が交代で作業に当たりました。一番の緊張が高まったのは、これらの作業が終わり人口の心臓ポンプもはずして大動脈を元どうりに繋ぎ、心臓を再発させることでした。ごくわずかの時間しか許されないきわどい時間です。止まった心臓を再発させるには電気ショックを与えます。ところが、このときは電気ショックを何度与えても心臓を再発しませんでした。もうだめかと思われたときに、電気ショックのベテランがやってきて、スイッチを押したところ、心臓が動き出しました。

 

心臓の中には右心と左心とが複合されており、構造的には同じですが、心臓弁や人口心臓移植などは右心に行うことは非常にまれです。その理由は右心は血液を肺に送り込む役目のために比較的負担が軽く、一方左心は大動脈を通して体全体に血液を送るために、圧力がはるかに高くその労働量は右心に比べると10倍くらい大きいため、故障が起こりやすいのです。

 

この経験からすでに20年たっており、病院でも経験を積んでおり心配はないでしょうが、心臓の手術には大量のヘパリンの注射が必要でしょうし、体が新しい心臓弁になれまで時間もかかることでしょう。武山さんの全快を祈ります。