平成2818

西 村 三千男

 

謹賀新年

アイソマーズメンバーは傘寿を越えて、本年は盤寿(将棋盤9x9)に至ります。山本經二さんが、本HP2011年号巻頭で考察されているように(ref.年頭にあたり) 吾人は既に標準線を超えて長寿を達成しています。皆で更なる「健康長寿」を目指しましょう。

中村さんのお蔭で「アイソマーズ通信」は本年も続きます。拙稿、拙文も暫時続けます。

 

 

連載「余談・ドイツ化学史の旅・番外編」

18回 グラスゴー行き電車はペンドリーノ(Pendlino Britannico 390)

 

610日はロンドンから第2の目的地グラスゴーへの移動日。ロンドン〜グラスゴー間は約550km、東京〜大阪間くらいであるから、空路でも電車でもよいが、今回は電車を選んだ。その昔、長州ファイブの山尾庸三が旅したのと同じ旅情を味わおうという趣向である。出発はロンドン中心部北寄りのユーストン駅からである。12:30発の一等指定席を日本で購入済みであったが、早めに駅へ行って、階下(B4F)の地下鉄オフィスでオイスターカードの残額払い戻しを行った。簡単な手続きで戻った金額は予想よりも多かった。

 

  Virgin Train West先年、日本国有鉄道の民営化と相前後してイギリス国鉄も分割民営化された。当日、我々が乗車したのは(民営の)Virgin Train West。ロンドン・ユーストン駅12:30発、グラスゴー・セントラル駅17:01着であった。この旅に出かける前に、自宅で気付いたのであるが、手持ちのトーマスクック「ヨーロッパ鉄道時刻表・2009年版」と上述の発着時刻が寸分違わないのである。即ち6年間ダイア改正されていないということ。

 

「ペンドリーノ」: 乗車した電車車両のニックネームは (Pendlino Britannico 390)

 

(添付写真P6100167.JPG|文野清子さん撮影)

 

イタリア語で「振り子チャン」を意味している。カーブを曲がる際に、車体が「振り子運動」することによって高速性能を維持する仕掛けである。イタリアの大手自動車メーカーFIAT社の鉄道車両部門が開発して、1988年に初めて供用したもの。同部門はその後フランスのアルストム社と統合された。

 

名車(輛)「ペンドリーノ」は「アイソマーズ通信」にこれまでに寄せた拙稿に2回登場している。

              

2004年号  続「ポコポコイタリアーノ」

第11回 ユーロスターの本家はどっち?

(http://isomers.ismr.us/isomers2004/italiano111A.htm)

 

2008年号 再編「ポコポコ・イタリアーノ」

第14話 「いよいよ開通、悲願のイタリア新幹線TAV」 (http://isomers.ismr.us/isomers2008/italiano714.htm)

 

長旅の車内では、ドリンク付きの洗練された食事を2回供された。男性のキャビンアテンダントが恰も飛行機の機内食のように一等座席へサービスした。

Virgin Train WestVirgin Atlantic Airways と同系列の会社である。宜なるかな。

(つづく)