コメント

 

私の本の紹介ありがとうございました。

 

これらの本は、マトラブおよびGNUオクターブの使い方について書いたものではありますが、我々が大学の1〜2年で習った程度の数学の教科書の目的もかねています。当時は教科書も良いものがなく、教え方もひどいもので、習った数学の知識を、理工科系の各分野で出てくる理論式を解くのに使えないような教え方をしていました。

 

この50年の間に、教え方も数学式を解くための方法もすっかりかわりました。マトラブを用いて理工系の数学式を解くための教科書は2001年に出版しましたが、今回はGNUオクターブの非常に優れた無料のソフトウェアが2015年に公開されたのを機会に、2001に出版した本を編集しなおし書き足したのが今回の本です。マトラブは優れたソフトウェアですが、非常に高価なソフトウェアです。GNUオクターブはまったく無料でダウンロードできます。

 

オクターブという名前は、創始者であるオレゴン大学の化学工学科オクターブ教授の名前にちなんでつけられたものです。

 

私の本はとくに機械工学を対象にしたものではなく、理工学系の人で数学式を解く必要がある人には誰にでも役たつようにかいてあります。またグラフの作り方にも重点をおいています。化学をやる人にも、実験データを整理しグラフを作るとき非常に役にたちます。また数学を学ぶとき、グラグ抜きで式だけを学んでも本当には理解できないというのが私の持論でもあります。

 

今後、常微分および偏微分方程式について一冊ずつ書く予定ですが、一生の残り少ない時間をそのために費やすのも惜しい気がするので、しばらくしてまたどうしても書かなければいけない気持ちになったらやることにしています。

 

英語だけではなく日本語版を作ることも考えましたが、近年の新しい出版法では

、アメリカとヨーロッパで日本語版を印刷するところまでほとんど無料で出来るのに、日本でそれを販売する機能がないので諦めました。このような新しい出版法は、日本の業界の反対が多くて出来ないようです。

 

中村省一郎

4−14−2016