謹啓 一昨日、悲しいお知らせの電話をいただきました。大切な愛妻を亡くされてお悲しみは如何ばかりかとお察しし、心よりお悔やみ申し上げますとともに、故寿子様のご冥福をお祈りいたします。

 

我が家のLD食卓の脇にはずっと一枚の小さな集合写真を飾っております。それは2013.6.27に、上野韻松亭の表玄関で撮影されたもの、被写体は伊藤さんご夫妻、武山さんご夫妻、藤牧夫人、西村夫妻の7名です。その日は、伊藤家のお孫さんが東京藝大のモーニングコンサートに選ばれてピアノを演奏した晴のステージを鑑賞した帰り道の昼食会でした。故寿子さんにとっては格別に幸せな初夏の一時であったに違いないと、訃報に接した今、思い出します。

 

もっと遡りますと、19969月のアイソマーズ北京旅行に行き着きます。元もと、この旅行はJICAから派遣されて北京駐在中の伊藤さんご夫妻を頼って計画されました。夫妻で旅行に参加したのは、諸般の事情から、私たち西村夫婦だけでした。こんなシチュエーション下で西村夫婦は伊藤夫人に格別にお世話をかけてしまいました。北京秋天の頤和園へのピクニック、その後故森川さんを隊長にして伊藤さんのお住まいへストームをかけたことなども今となっては懐かしい限りです。翌々年初の伊藤さんご夫妻帰国歓迎会(1998.1.21@ギンザ・プランタン)には私どもは夫婦で出席し、それ以降は日を追って親交を深めさせていただきました。

 

伊藤さんの肝煎りで20056月から始まった「京大アイソマーズ・ドイツ化学史の旅」全5回に、伊藤さん、武山さん、西村の3夫妻だけはフル参加したことになります。伊藤さんのお陰で、人生の終盤に強い強い友情の絆を結べました。終盤のパート4(2014)、パート5(番外編、2015)では参加~不参加がやや微妙に見えた伊藤寿子さんを西村成子が強引にお誘いした感も致します。これも今となっては良い想い出となりました。

 

故人を思い出しながらとりとめもなく書き綴りました。

お悲しみは日々強まるでしょうし、何かとお忙しい事柄が続くでしょうが、

伊藤さんはじめご遺族の皆様どうぞご自愛下さい。

敬具

 

西村 三千男                              成子

 

  伊藤 一男 様

 

平成2967