この前「火酒」の中に「ガスパジン・ニシムラ・・・・・」とからかわれたお話を書き

ました。その解説にちょうど良い古い駄文(日付を見よ)がありましたので再掲します。

今回はそのままではなく部分的に削除して編集しました。

 

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ote 4.8                         新 いんふぃに亭                          8 of 8

AL::NISIMURA "DIRECTOR"                             32 lines  21-NOV-1991 18:33

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         '60年代のソ連(11)  ガスパジン・ニシムラ

                                           〈 Friday - Focus 11.22 号 〉

 

   ガスパジンは英語のミスターに相当しますが日常会話では殆ど使われません。

ロシア人の名前 は (名・父称・姓)からなります。 例えば, おしゃべりミーシャ

ことゴルバチョフ大統領 は正式には ミハイル・セルゲビッチ・ゴルバチョフーーー

セルゲイの息子のミハイル・ゴルバチョフ と云うのです。

 

   ゴルビーを表記するには M.S.ゴルパチョフ/ミハイル S.ゴルバチョフのごとく

父称は省略されることが多いのですが,会話で呼び掛けるには親しい仲なら愛称 で

ミーシャでしょうが,ややあらたまって ゴルバチョフ様と呼ぶには セルゲビッチ・

ゴルバチョフと父称を付けるのだそうです。 しからば,ガスパジン・ゴルバチョフは

如何なる雰囲気であるか,そのニュアンスは外国人にはなかなか分からないのですが

「ゴルバチョフの氏(うじ)」みたいに椰揄する部分が有るようです。しかしながら

(父称を持っていない)外国人に対しては、ミスターに相当する言葉が他に無いので

これを敬称として用いると云うから,益々分からなくなるのです。

 

    ソ連の高官(公団の副総裁くらいかな)とディナーを共にしたことがありました。

高級レストランで多分 ノーメンクラツゥーラと外国人しか利用出来ない場所でした。 

シャンペン,ウオッカ,紅白ワイン,ミネラルウォーター それに ビール用と多数の

グラスが並びます。ウオッカで何回目かの乾杯の時,酩酊を予防して白ワインのグラ

スを手にしたところ,主賓から「ガスパジン・ニシムラ!水は止しなさい!」と注意

されたものでした。

 

                                                         (おわり)

西 村 三千男(2002.11.17 編集して再掲)