2003.1.27    西村三千男記
 
「メガバンクの窓口サービスは・・・・・」~その1~
 
昨年末、伊藤一男さんが中国の銀行の窓口サービスが様変わりに改善されていると
ご報告された。それに引き替え、我が国の代表的なメガバンクの窓口サービスが信じ
難いくらい著しくレベルダウンしていることを指摘し、その実例を列挙すると予告し
ていた。以下は全て私自身が某メガバンクの本店で体験した嘘のような実話である。
 
1.自販機で100ドルパックを2つ購入したら300ドルパックが2つ出てきた
 
メガバンク本店のロビーには米ドルやユーロの紙幣パックの自販機が設置されてい
る。たとえば100ドルパックは20ドル、10ドル、1ドル紙幣を組み合わせて合
計100ドルとなっている。昨今の海外旅行では国際キャッシュカードさえ携行すれ
ば外貨TC(トラベラースチェック)や多額の現金を準備する必要性は少ない。出発
に際しては、到着地での当座の交通費やチップ用として少々の現金を用意しておけば
後は必要の都度現地に普及してきたキャッシュオートマットから引き出せばよい。
2001年2月米国旅行に出発する前のこと。家内用と自分用に100ドルパック
を2つ購入した。3万円挿入して釣り銭を受け取った。自販機の画面に「その場でパ
ックの内容をご確認下さい」とのメッセージが出た。確かめると、なんと300ドル
パックを2つ受け取っていた。腑に落ちない気分でカウンターの女性行員に申し出る
と、暫時待たせた後で管理職風の男性と入れ替わって曰く「いやぁー参った.入れる
棚を間違えましてね」。
 
2.邦貨受取手数料はミニマム¥2500.です。
 
 知日派オランダ人に頼まれたお買い物の代金が送金されてきた。彼は両替手数料を
私に負担させないようにと気遣って邦貨でジャスト15000円送金したが、某メガ
バンクは邦貨受け取り手数料として¥2500.を黙って(計算書類もなく、連絡も
なく)差し引いた金額を私の口座に入金した。預貯金カウンターから外為カウンター
へと巡って質問したら「当行のルールです.¥2500.がミニマムです.」と云
う。
 
「そうすると仮に¥2500.送金してきたら受取金額はゼロですか?¥2500.
以下を送金してきたら受取金額はマイナスですか?」と重ねて詰問したら「規則でそ
ういうことになります」。
 
 
3.本店の外貨両替手数料は成田空港窓口より不利になっている。
 
 2002年初頭にユーロが発行されるのに伴って国別の旧通貨が短期間で無効にな
ると聞き、手持ちのドイツマルク、オランダギルダー、ベルギーフラン等の紙幣を某
メガバンク本店で円貨へ両替した。交換レートが随分悪いので「何かの間違いではな
いか?」と質問したら「米ドルとスターリングポンド以外の通貨は両替の顧客が少な
いのでコスト見合いで低めにレートを設定している.空港ではもう少し良いレートで
すが.」との返事であった。
 
「諸外国では両替レートはホテルが最も不利、銀行が最も有利、空港や駅はその中
間となるのが常識化しているが.」と云うと「外国や他行のことは存じませんが当行
では空港と本店のレートを斯様に設定致しております」。
 
以下次回