「噺家・春風亭柳昇とアイソマーズ」

2002.3.17記

 

春風亭柳昇という落語家がいる。80歳を超えていて落語界の長老5本指に入るだろ

う。あまり古典落語はやらないけれどトボケた味の新作落語が得意で若い女性にファン

が多いそうである。

 

イントロがいつも寸分たがわず同じである。

「私は春風亭柳昇と申しまして、大きなことを言うようですが・・・・・日本で私一人

です。」「小学校、中学校とずっと首席で卒業・・・・・した人と同時に卒業しました。」

 

アイソマーズからノーベル賞の受賞者が出るかも知れないと森川さんが騒いでいた

頃だから今から10年くらい前のこと。それぞれ遠方に住む長男、次男が東京の親許に

集まって賑やかな我が家の食卓での話題である。

 

親父:「アイソマーズからノーベル賞を受賞する人が出るかも知れない.」

「アイソマーズには綺羅星のように人材が集まっている.」

「人工腎臓にガンマー線滅菌を世界で初めて適用しようとチャレンジして内橋克

人の名著「匠の時代」に実名で登場するアイソマーズがいる.」

  「外国語の天才のようなアイソマーズがいる.英、独、仏、伊、ハンガリー語の

   5ヶ国語を読み、書き、話して、寝言はイタリア語だそうだ.」

  「古くから工学部では優秀な方から電気が一番、機械、化学の順だと言われてきた

が、我がアイソマーズが京大に入学した1954年は工業化学科のレベルが非常

に高くて、入試の合格最低点が電気よりも、機械よりも、医学部よりも上であっ

た.」

  「40歳代で東証一部上場企業の取締役秘書室長になったトップランナーがいる.」

  「40名強のアイソマーズから母校の京大教授を含めて大学教授が5〜6名、企業

の役員が6〜7名と打率も極めて高い.」

  「消息不明だけれどアメリカの大学で活躍しているらしいアイソマーズもいる.」

・・などなど言いたいだけ言わせておいて、

長男:「要するに、柳昇の落語だね.」

親父:「・・・・・・・・・・・・」

お後がよろしいようで。

以上