2003.315

西 村 三千男 記

「ソバ焼酎の濫觴期」

中村さんの「日本の火酒」と武山さんの「感想」とを読んで、「ソバ焼酎」

についての古い想い出を書きます。

それは1975年頃のこと。私はあるプロジェクトで旭化成社/延岡工場

へ年に3〜4回通うことが数年間続きました。その懇親会で「ソバ焼酎」を

紹介されたのがその名前と味との初めての出会いでした。翌日、珍しいので

お土産に買って帰ろうと2〜3軒の酒屋さんを廻って聞いてみても、当初は

酒屋さんが知らないので求められませんでした。その後、徐々に宮崎県内で

普及し始めましたが、容器がウィスキー「ブラックニッカ」のリサイクル瓶

でしたから出荷数量も限定的なものだったのでしょう。

 「ソバ焼酎」があの時期の乙類焼酎ブームの火付け役となり、「ソバ焼酎」

自身も全国版として定着している今日から見ると隔世の感がします。

 誰かが意図的に仕掛けたに違いない甲類焼酎ブーム、T酒造の「純」を始

めとする「ホワイト・・・」が横行したのは更にその5年後でしたが、この

ブームはわりと短命でした。

                            以上